コーンズが創業したのは、江戸時代末期、文久元年(1861年)のことでした。当時24歳のフレデリック・コーンズがイギリスより来日して、同郷のパートナーであるW.G.アスピノールと横浜で事業をはじめて以来、一世紀半余りが経ちました。創業当初は絹と茶を中心とした貿易でしたが、7年後の1868年には日本初のロイズ・エージェントに選任され、検査海損業務を開始しました。「物」が貿易の主流だったこの時代、保険という知的サービス業に着目したことは、コーンズの企業理念である「先進性」を象徴しているといえます。
その後も「先進性」の追求という精神はコーンズに脈々と受け継がれてきました。近年では、欧州よりいち早く自動車、キッチン用品をはじめとした一般消費財を輸入し、また海外の最先端技術を駆使したエレクトロニクス製品を日本市場に紹介してきました。さらに、アパレル事業に参入し、日本初上陸となる子供服ブランドを取り扱うなど、新たなビジネスも手掛けています。
このように数多くのフィールドを通じて、コーンズは常に「先進性」を追求し続け、最高品質の商品とサービスを日本市場に浸透させるべく邁進してきました。
今後もこの精神を堅持しながら、お客様のより豊かな生活のために、また日本と海外の文化交流にも寄与していきたいと考えています。